人界と違い匣庭世界には時間という概念が存在しない。
だから、匣庭側の存在のノアと此方側に転換された影人は老いる事はなく、人間のような自然死は望めない。
匣庭にはじめからいた五人の兄弟。
不老不死の存在。
死にかけた人間の魂を『契約』によって匣庭に縛り留め影人にした。
一人一人の能力がずば抜けて高い。
同じく能力を持つ影人と違う点は、能力自体が人格を持ちノアの身体から離れ特定の姿形をとることが出来ることである。但し、教会が喰に施した封印の影響(教会の仮説によると、兄弟間で感応し合っている)でノア達の能力は本来の姿はとれず、意識も深くに沈んでしまった。
喰 《ジキ》
(推定)20歳
196㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、お前
一番目のノア。
教会によって施された封印の影響で、常に反覚醒状態にある。ぼんやりしていることが多い。また、封印の所為で力が押さえられている為、傷は治らない。死ぬことは無い。
能力は肉体狂化。
痛覚をシャットアウトさせて、身体能力を強化する。
武器は無し。
洸 《コウ》
(推定)19歳
182㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、アンタ
二番目のノア。
人の話を聞かない重度のブラコン。
家出した桜を連れ戻しに匣庭を出たきり、音沙汰なし。
能力は鉄を操る。普段は砂鉄の状態で身体の周りを浮遊させている。黒い霧に見えるのがソレ。
武器は刃物であれば何でも使う。一番よく使うのは刀。全て能力を使って造っている。
鉄 《クロガネ》
(推定)19歳
180㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、アンタ
三番目のノア。
基本姿勢は無関心。ただ、末弟の湊のことだけは特別大切にしている。過去の教会との戦争以降精神状態が
不安定になることが多々ある。
能力は影を操る。色々な使い方が出来、影から影へ移動することも可能。
武器は銃。
桜 《サクラ》
(推定)17歳
174㎝
一人称:俺
二人称:〜ちゃん、アンタ
四番目のノア。
人を騙したりおちょくったりするのが好きな捻くれ者。現在、行方不明。
能力は幻覚を見せること。
武器はナイフ。
湊 《ミナト》
(推定)15歳
160㎝
一人称:僕
二人称:呼び捨て、キミ
五番目のノア。
甘いモノと読書が好きな末っ子。明るい性格をしている。外の世界に憧れを抱いているが、他のノア同様匣庭以外の問題には無関心。
能力は精神侵蝕。肉体は傷つけず、その中にある精神を攻撃する。攻撃された箇所は肉体を傷つけられた時と同じ痛みが生じる。場合によってた動かなくなることも。個人差はあるが時間の経過によって治る。
武器は刀。
ノアの代行者。
殆どはノアが選んで契約を交わした眷属、各クラスのトップが任命されている。
ノアに代わり様々な仕事をする為、それぞれ特別な権限を持っている。主な権限として、マントの着用義務は無し。匣庭内での能力の使用可能。場合によっては殺人行為も容認される。
嘉月 《カゲツ》
18歳
175㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、アンタ
氷魚 《ヒオ》
17歳
178㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、お前
庵 《イオリ》
16歳
168㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、〜さん、貴方
鉄と契約した第Ⅲクラスの執行人。
教会との交渉が主な仕事。
執行人の中では、最も新しい為人間味が残っていて一番話が通じる人物。その性格も相まって、クセの強い主や同僚に苦労している。
教会側に知り合いが多く、とある事故から双子を助けて以来好かれてしまった(悪い気はしない)。黒守とは旧知の中であるがあまり良好とはいえない。
能力は因果を自在に操れること。色々な面で応用が利き攻守共に優れた才能を見せる。
武器は大剣。
睦 《ムツ》
??歳
185㎝
一人称:俺
二人称:あだ名、キミ
鼎 《カナエ》
17歳
176㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、アンタ
『監獄』を守護する影人。
『監獄』とは、執行人が定めたルールを破った者が送られる場所である。
匣庭内に存在するが副長の能力で具現化した空間の為、ノアですら専用の門を潜らないと入れない。
基本的に『監獄』内からは出てこないが、執行人から『強制投獄』の要請があれば人界にまで現れる。
戦闘能力は執行人に負けず劣らずで、影人や教会の人間からは『黒服』と呼ばれ警戒されている。
多々良 《タタラ》
誘 《イザナ》
茅 《チガヤ》
鵺 《ヌエ》
シオン 《シオン》
10歳
130㎝
一人称:僕
二人称:呼び捨て
第Ⅴクラスの影人。
感情表現が乏しく、あまり喋らない少年。常に湊の側にいる。おかげで、極度の甘党になった。
ノア以外で唯一の空間移動が出来る。その為、他の影人が匣庭と人界を行き来出来るように門番《ゲートキーパー》の役目を任せれている。
武器は無し。
偲 《シノブ》
16歳
167㎝
一人称:俺
二人称:呼び捨て、アンタ